オーストラリアを旅したことのある方ならすぐに気がつくと思いますが、彼の地で多いのがトヨタやマツダなどの日本車。ヒュンダイなどのほか、地場のホールデン(GM傘下)もよく見かけます。
年間実績は110万台規模ですから約500万台規模の日本の1/5くらいということになります。先日、GMは高コストを理由にオーストラリアでの生産から撤退を示唆し、現地でも報道されているようです。
そうなると、2008年にすでに撤退していた三菱自動車、部品工場をもつフォードも2016年秋に閉鎖すると発表していますから、現在、カムリなど10万台程度生産しているトヨタの動向に注目が集まっています。今後どうなるかは分かりませんが、サプライヤーや政府との話し合い次第では、撤退する可能性もあるかもしれません。
(塚田勝弘)