2005年の誕生から早8年、長寿モデルへの域へ足を踏み込みつつある、マツダ・ロードスター(NC型)がマイナーチェンジです。2012年のマイナーチェンジでは、フロントグリルの拡大、歩行者保護の「アクティブボンネット」を採用するなど大掛かりなものでしたが、今回は全体に装備を見直すといった小変更となっています。
ラインナップは大きくソフトトップとRHT(リトラクタブル・ハードトップ)の2系統で、ソフトトップがS(5MT)、NR-A(5MT)、RS(6MT)となり、ハードトップのS RHT(6AT)、VS RHT(6AT)、RS RHT(6MT)というグレード構成は変わりません。
RHTのエントリーグレード S RHT には、今回のマイナーチェンジによりDSC(横滑り防止装)とTSC(トラクションコントロール)を標準装備。さらに上級グレード同様にステアリングシフトスイッチも追加されています。
6MTのRSグレードについては、ソフトトップ、RHTともに、共同開発したレカロ製シートを単独オプションとして168,000円で設定したのがニュース。これまでアルミホイールとのセットオプションでしたが、より選びやすくなりました。
ソフトトップの変更点は、ルーフ生地を全車クロス/ブラックに変更(従来はビニール素材)としていること。また、ソフトトップのエントリーグレード S、競技ベースといえるNR-Aを除くグレードに、フォグランプを標準装備しています。
メーカー希望小売価格は、ソフトトップが2,331,000円~2,625,000円、RHTは2,730,000円~2,940,000円となっています。
(山本晋也)