アメリカン・スポーツカーの頂点に君臨する「シボレー・コルベット」。現行となる6代目は、「ZR1」がニュルブルクリンクで日産GT-Rのタイムを破るなど、逸話に事欠かないだけでなく、大排気量をMTで扱える貴重なモデルでもあります。
新型となる7代目「シボレー・コルベット」は、従来モデルから流用した部分はほとんどなく、ロングノーズやジェット戦闘機を思わせるグリーンハウスなど、明確な基本輪郭を持たせたとのこと。
フロントはHIDヘッドランプとともに、ブラッククロームのハウジングに収められ、ターンシグナルもアンバーのLEDを採用。
新しい2灯式テールランプは、新型で最も大胆な変更が施され、彫刻のようなレンズは革新的な間接LEDを内蔵しています。隠されたLEDランプの光をリフレクターに当てることによって均一な明るさを生み出すというもので、LEDはバックアップランプにも使用されていて、テールランプは航空機のようにデフ/トランスミッション・クーラー用のアウトレットに一体化されているのも特徴。
また、先進的なコンピュータ・モデル解析が導入され、ボディの周辺を流れる空気を検証し、高速安定性のためにコルベット・レーシングの活動から集めたデータも活用されるなど、エアロダイナミクスにも最新の手法が採用されています。
(塚田勝弘)