スポーツカーやリチウム空気電池などの次世代環境技術といった技術開発における提携を発表しているBMWとトヨタ。そのBMWからトヨタへのエンジン供給がはじまりました。
選ばれたのは欧州で販売されている3列シートのミニバン『Verso(ヴァーソ)』です。ディーゼルに関しては2.0リッター、2.2リッターが搭載されていますが、新たにBMW製の1.6リッターディーゼルが追加されたのです。
BMW製エンジンでありながら、トヨタのミッションと結合、また車内ネットワークといった電子制御における問題もクリアになったという協業の第一歩といえるプロジェクトです。
BMWとトヨタ間におけるディーゼルエンジンの供給としては、初代ニューミニにおいてヤリスなどに使われていた1.4リッターディーゼルをニューミニが搭載したこともありましたが、そうした良好な関係が協業につながったという見方もできるかもしれません。
なお、この1.6リッターディーゼルエンジンは、4000回転で112馬力を発生、最大トルクは270Nm/1750-2250rpmとなっています。
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(山本晋也)