「カーナビはどうしようか?」と新車購入時に悩んだことのある人は多いはず。商談にも疲れてしまったし、よく分からないので営業マンが薦めるとおり純正品のカーナビを装着したという人も少なくないでしょうね。
でも実は、カーナビって新車装着やディーラー取り付けの純正品だけではないのです。カーディーラー以外でも、購入して取り付けができるんですよ。来年(2014年)春に消費税アップを控え、新車の購入を考えている人も多いはず。そこで、ちょっとでも賢くオトクに購入するために、今回は新車購入時のカーナビの選びかたについて考えてみましょう。
冒頭でカーナビは自動車メーカーの純正品と、それ以外で購入できるタイプがあることをお伝えしましたが、ここではその両者の違いをおさらいしてみましょう。
まず純正ナビ。3年もしくは6万kmなどのメーカー保証が付くほか、あれこれ選んだり装着しに出かけたりする手間が省け、新車ローンに組み込んで支払えばいいという手軽さがあります。
それなら純正ナビでいいじゃないの? と思う人もいるでしょう。しかし、カーナビは自動車ディーラー以外で買うという選択肢があり、しかも見逃すのは惜しいほどのメリットがあるのをご存じでしょうか?
純正ナビに対して「市販品」といわれているものがそれで、カー用品店などで購入/取り付けすることができます。
そのメリットは、まずは豊富なラインナップ。純正品とは比較にならない、さまざまなメーカー、個性、そして価格帯のナビから自由に選べるのです。そしてリーズナブルさも魅力。同等程度の機能、性能をもつメーカーオプションやディーラーオプションの純正ナビと比べて市販ナビの方が手頃に手に入れられることが多いのです。それから機能の先進性も見逃せません。実は、カーナビ専業メーカーは最先端の機能をまず市販ナビに投入し、その後遅れて純正ナビにも採用されるという流れがあるのです。だから市販品は、性能を追求して純正よりも先進的だったり、独自の機能も搭載され純正品より高機能なことが多いといえるでしょう。
ポイントは
●多くの商品の中から自由に選べる
●純正品よりもリーズナブル
●純正品よりも先進機能が搭載されている
ってこと。
選択肢が多くて、安くて機能が新しい。そんな市販ナビってとっても魅力的な選択肢じゃないですかね?
純正のほうが信頼できると考えている人も多いかもしれません。確かに純正品の信頼性の高さは間違いありませんが、実際のところ純正のナビも作っているのはナビメーカーなのです。ということは、パイオニア(カロッツェリア)などきちんとしたナビメーカーの市販ナビを選べば、信頼性で劣るということはないのです。むしろ、純正にはない独自の機能や高い性能など、使えば使うほどメリットを実感できることでしょう。
また近頃はスマートフォンでナビを代用している方々が少なくない状況もありますが、そのスマートフォンを接続して普段持ち歩いている音楽をナビに接続して再生したり、専用のアプリケーションを用意してスマホとナビの連動をはかったりと、スマホだけではできないようなことも市販ナビならできちゃうこともたくさんあります。豊富なブランドやラインナップの中から好みに合わせて選んで装着すれば、愛車への愛着も増すに違いありません。
クルマの買い替えやナビを新しくしたい、と考えているならディーラーで装着するナビだけでなく、市販ナビも考えてみてはいかがでしょうか?
(塚田勝弘)