ヘッドアップディスプレイとAR(拡張現実)を使った組み合わせといえば、カロッツェリア「サイバーナビ」の特権でしたが、人気の「楽ナビ」シリーズにも新「AR HUDユニット」に対応するニューモデルが登場しました。
ここではまず、「新」が気になる「AR HUDユニット」をご紹介。ドライバーの前方約3m先に30インチ相当の大きさでナビ情報がフルカラーで映し出されるもので、今回の新しい「楽ナビ」とは別売の「ND-HUD10」のオプションとして発売されます。
ルートを設定すると交差点名称やレーン情報、次のポイントなどのルートインフォメーションが表示されます。このルートインフォメーションは、左折時は左上に、右折時は画面右上に表示されますから直感的に右左折が分かります。また、案内地点までの距離に応じて色と表示が変化し、音声案内も合わせることで曲がるポイントを逃さないという案内を用意。
また、HUDの地図では6段階の地図スケール調整、有料道路・国道・一般道などの色分け表示や見やすい自車位置表示により周囲と現在地の把握がしやすいのも魅力です。一般道から高速道路に入ると、HUDハイウェイモードに自動で切り替わり、ジャンクションやランプ、IC、SA/PA、ETCなど高速道路で必要な情報が適時表示されます。
価格は6万3000円で、発売は10月中旬から。対応する楽ナビは、AVIC-MRZ099W/MRZ099/MRZ077/MRZ066/MRZ009/MRZ007/MRZ007-EV。
(塚田勝弘)