前回、一世帯あたりの軽自動車普及率の話題をご紹介しましたが、今回は自家用車全体(登録車+軽自動車)の全国普及率に関する話題です。
自動車検査登録情報協会のまとめによると、自家用乗用車の全国保有台数が1996年(H.08年)に約4481万台となり、一世帯あたりの普及率が「1.000(一家に一台)」に到達したと言います。
2006年(H.18年)には保有台数が5682万台、普及率「1.112」に達しますが、その後新車販売不振に陥り、5年連続で下降気味に。
2011年に普及率が底打ちを迎えた後、2012年から再び緩やかに伸び始め、エコカー補助金による新車販売効果も手伝って、今年3月末現在は保有台数が約5911万台、普及率が「1.083」と、2年連続で上昇傾向を示しています。
ちなみに都道府県別の普及率ベスト10は福井、富山、群馬、山形、岐阜、栃木、茨城、長野、福島、新潟の順。
逆に普及率が低い順では東京、大阪、神奈川、京都、兵庫といった具合に、都市圏では公共交通網が発達していることや、駐車場確保が難しい事情も有って保有率が1台に満たない状況となっています。
(出展 自動車検査登録情報協会)
但し、2014年4月と2015年10月の2度に渡って消費税増税が実施された場合は自家用乗用車の保有台数が減って再び普及率が下降線をたどる可能性も潜んでいそうです。
■自動車検査登録情報協会 Webサイト
http://www.airia.or.jp/index.php
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