ベントレー「コンチネンタルGT V8 S」クーペとコンバーチブル登場【フランクフルトモーターショー2013】

現在、2代目に移行しているコンチネンタルGTは、ベントレーを代表するモデルでクーペとコンバーチブルをラインナップしています。VW傘下でもその威光は陰りを見せることなく、いやVWの技術を使えるからこそグランドツーリングの頂点を維持しています。

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今回、フランクフルトモーターショーで披露されたV8モデルのスポーツバージョン「V8 GT S」のクーペとコンバーチブルは、ステージの中央に配置され、主力車種としての期待値の高さがうかがえます。

528ps/6000rpmを誇る4.0LのV8エンジンは、パワーもさることながら680Nmも大トルクを1700rpmで発揮するという「トルクこそクルマを走らせる」という最近の欧州のトレンドに沿うもの。

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トランスミッションは8速のZF製オートマチックで、クーペモデルは最高速309km/hに到達。もちろん環境性能にも配慮され、満タン時には805kmの航続が可能な10.6L/100kmの燃費を達成。CO2排出量は254g/kmと数値自体は小さくありませんが、ボディサイズと排気量を考えると十分に健闘しています。

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足まわりはベースのV8モデルよりも10mmローダウンされ、フロントのスプリッター、リヤディフューザーなどで空力性能も磨き上げられています。

外観では専用の「V8 S」フェンダーバッジや20インチのアルミホイールからのぞく赤いブレーキキャリパーなどが見どころ。

内装は全17色からトリムの選択が可能で、クロム素材を各所に配するなど高級感とスポーティさの巧みな演出も魅力です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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