ラリーっていう競技は、ときどき信じられないことが起こります。というか、ラリーをやっているひとたちが、ときどき信じられないことをする、といったほうが正確かもしれません。以前、ボンネットが開いたままガンガン攻めているラリーカーを紹介しましたが、今回はその上をいっています。
短いのでよく見てください。未舗装路を走ってきて、曲がっていくラリーカーのボンネットが開いています。それだけでなく、エンジンルームの上にひとがいるではありませんか!
アルゼンチンでのラリーで起こった出来事ですが、なんでもアクセルワイヤーがトラブルを起こしてしまったために、区間最後の800mあまりを、コ・ドライバーがエンジンの上に乗り、手で直接スロットル操作をしながら走りきったということなのだそうです。けっこうスピードを出しているように見えますが、これはみずからスロットル操作をしているボンネット上のコ・ドライバー自身の責任ってわけですね。ギヤチェンジのときはどうしたんでしょうかねぇ。
(まめ蔵)