「折りたたみ式」省スペース小型EVを開発

韓国の国立大学KAIST(The Korea Advanced Institute of Science and Technology)が披露した、折りたたみ式EVが話題を集めています。名称は「Armadillo-T(アルマジロ-T)」で、その名のとおりアルマジロから着想を得て生まれた2シーターのシティコミュータEV。

Armadillo-T

何か話題かというと、駐車する際などにスマホのアプリを操作することで「トランスフォーマー」モード、つまり変化するわけです。

Armadillo-T_02

ホイールベースの中央付近から小さな補助輪が出てきて、その補助輪を中心にリヤが持ち上がって、完全ではないものの後ろが跳ね上がったような状態になります。

通常時は全長約2.8mで、後ろからキャビンをカバーするように折りたたまれると約1.65mに縮まるそうですから、1m近く小さくなります。なお、後続距離は約100km、約60km/hでの走行が可能だそうです。

こうすれば狭い場所でも駐車しやすく、まさしく現代のシティコミュータにふさわしいものといえるかもしれません。

この動画を観ていると、補助輪を支えにして折りたたむ発想は英国の折りたたみ式自転車、ブロンプトンに似ているなと思いましたが開発者は知っていたのでしょうか。

何はともあれ、動画をご覧ください。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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