トヨタ自動車(ダイハツ、日野を含む)の2013年上期(1-6月)国内生産台数は217.6万台(前年同期比-8.1%)、海外生産は287.9万台(-0.1%)で世界生産が505.5万台(-3.7%)となっています。
また国内販売台数は117.1万台(-11.3%)、海外販売台数は374万台(+2.4%)で世界販売台数は491.1万台(-1.2%)。
この実績を元に同社が8月2日に発表した2013年度の国内生産目標は425万台(-4%)、海外生産目標は587万台(+7%)で世界生産目標は1012万台(+2.0%)となっています。
国内販売目標については222万台(-8%)、海外販売目標は774万台(+6%)、世界販売目標は996万台(+2.0%)に設定されました。
この目標値は国内の消費税導入前の駆け込み需要や、中国、東南アジア、中近東などの新興国で販売増加を見込んだ物となっている模様。
トヨタ自動車は今年の4-6月決算で円安が進んだ事や生産コストの削減等により、営業利益が前年同期比で約1.9倍となる6633億円を計上。上グラフのとおり、為替変動に連動して営業利益が急上昇しており、利益率は10.6% に達しています。
また売上高は前年同期比で+13.7%増の6兆2553億円、純利益は約1.9倍の5,621億円と、この時期としては過去最高だったリーマンショック前の2007年度に次ぐ水準。
今年度通期の業績見通しでは営業利益を当初の見込みから1,400億円上方修正して1兆9,400億円を見込んでいる模様。(為替レート1ドル 92円 1ユーロ 122円)
同様に通期の純利益予想は前年比で+5,179億円となる1兆4,800億円。
研究開発費(8,900億円)や設備投資(9,100億円)についても夫々、更に+100億円上乗せするなど、今後の技術開発や増産に向けた体制強化にも抜かりが有りません。
トヨタは上期の世界販売で昨年に続きGM、VWを抑えて首位となっており、通期で1000万台超えの可能性も十分有る中、今後の動向が大いに注目されます。
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