80年代のザ・ベスト10がすべて本で楽しめる電子書籍

新車専門誌の「モーターファン別冊・すべて本」は、30年の歴史を誇ります。ただバックナンバーを読んでみたいと思っても、街の古本屋さんにはほとんど置いてないし、ネットでさがすと結構お値段が張りますよね。

そこでオススメなのがネットで読める電子本です。今月オープンした「クルマの本屋」のサイトには、すべて本が創刊号から最新号まで全巻揃っています。しかも今なら特別キャンペーンで、「80年代すべて本の売上ベスト10」が1冊250円で販売中。8月11日(日)迄の期間限定キャンペーンなので、どうぞお見逃しなく〜!

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■第1位 第71弾 新型スカイラインのすべて

当時日産の開発陣は、走行性能で世界一を目指す「901活動」に取り組んでいました。合言葉は「打倒ポルシェ!」、その集大成として登場したのがR32スカイラインです。2.0L直6ターボや4輪マルチリンクサス、後輪操舵のスーパーHICASを装備した画期的なモデルでした。更にR32では、待望のGT-Rが復活。2.6L直6ツインターボと後輪が滑ると前輪が駆動する4WD「アテーサET-S」で武装した世界最高峰の走行性能は、まさしく王者そのものでした。

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■第2位 第50弾 新型プレリュードのすべて

当時女の子に絶大な人気を誇ったのが、プレリュードでした。特に3代目は「FFなのにボンネットの高さがフェラーリと同じ」という、こだわり抜いたスタイリングが特徴。背の低いことが、記号性でありアイデンティティだったのですね。スペシャルティーカーというカテゴリーも、なにやら懐かしい響きがします。

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■第3位 第1弾 トヨタ・ソアラのすべて

その名のとおりソアラは、排ガス規制の暗く長いトンネルを抜けて、高級・高性能化という光を照らす「太陽」のようなクルマでした。ハイソカー(ハイソサエティカー)の元祖は4ドアセダンではなく、2.8L・直6DOHCを搭載した2ドアクーペだったのです。初代ソアラはすべて本の創刊号ですから、是非とも読んでみてください。

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■第4位 第23弾 新型カローラ&スプリンターのすべて

「頭文字D(イニシャルD)」でお馴染みの「ハチロク」が、詳しく掲載されています。この時のモデルチェンジは、セダン系はプラットフォームをFFに大転換、クーペ系は新開発4A-Gエンジンを搭載してFRを踏襲するという、二段構えの大掛かりなものでした。特にAE86レビン&トレノは、本当に爽やかでカッコ良かった! 雑誌では、シビックとのライバル対決が定番企画でしたね。

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■第5位 第40弾 新型ソアラのすべて

ハイソカーブームの火付け役となったソアラが、2代目で更にハイソな進化を遂げました。当時のトヨタは直6をエンジン戦略の中核に据えており、2代目ソアラは排気量を拡大した3L・DOHCに加え、高回転型の2L・DOHCツインターボを搭載。エアサスペンションの開発もニュースでした。

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■第6位 第61弾 新型シルビアのすべて

S13シルビアのテレビCMのキャッチコピーは、「アートフォース・シルビア」。1.8Lの直4DOHCとDOHCターボを搭載したFRで、粋なスタイルは女の子にも人気でした。当時はこんなイナセなFRの2ドアクーペが選べたのですね。また後に、リトラクタブルライトとハッチバックボディをまとった180SXが追加されました。

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■第7位 第2弾 いすゞピアッツァのすべて

なぜか唯一横綴じ冊子になっているのが、ピアッツァです。117クーペの後継としてジウジアーロがデザインした、ハイソ路線の2ドアハッチバックでした。当時は、あまりの優雅さに自分のセンスが追いつかず、マヨネーズとかスリッパとか言って冷やかしたことを大いに反省しています。

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■第8位 第3弾 新型セリカ&セリカXXのすべて

80年代、トヨタのカクカクデザインの先駆けとなったのが、セリカとセリカXXでした。直4モデルのセリカは、立ち上がり式の四角いヘッドライトによる奇抜なフロントデザインを採用。一方直6モデルのゴージャスなXXは、ホワイトを2度塗りするスーパーホワイトが眩しくて、理屈抜きにカッコよかったですね!

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■第9位 第21弾 新型プレリュードのすべて

元祖ペッタンコ・デートカーが、この2代目プレリュードです。リトラクタブルライトなのに、取ってつけたようなフロントのつけまつげデザインは、本田宗一郎さんのこだわりだったみたい。「地を這うボディに男の紋章」と銘打ったデザインインタビューは、今読み返しても興味深いですヨ。

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■第10位 第73弾 ユーノスロードスターのすべて

世界で最も売れているオープンカーとしてギネスブックに登録されているロードスター、その誕生秘話が余す処なく掲載されています。発売当時ユーノスだったのは、今は昔・・・。それにつけてもロータリーといい最近のスカイアクティブといい、マツダはいつの時代でもチャレンジングなメーカーだと実感します。

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クルマの本屋 週変わり・ニューモデル速報年代別「ザ・ベスト10」

(拓波幸としひろ)