日本国内への本格導入もはじまったFタイプが話題のジャガー。そのデザインダイレクターにて、「インテリア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」に輝いたイアン・カラム氏がリードする新プロジェクトが始まったことが、先日のグッドウッド・フェスティバルにて発表されています。
その名は「プロジェクト7」。1951年から1990年までの間に、ル・マン24時間耐久レースにおいて9度の優勝を遂げていることに由来しているということです。とくに1956、1957年に勝利したジャガーDタイプのスタイリングにインスパイアを受けて、進められているといいます。
ベースとなっているのは、まさに話題のFタイプですが、ドライバーの後ろに盛り上がったフェアリングがシングルシーターであることをアピールしています。そのほかリヤには大型スポイラーやディフューザーを備え、またフロントスポイラーやサイドスカートも追加されている模様。
気になるエンジンは、Fタイプから55馬力アップした550馬力バージョンとなっているのも、Fタイプの進化を期待させるポイントといえそうです。
■プロジェクト7 公開スペック
エンジン総排気量:5000cc
気筒数:8
気筒あたりバルブ数:4
圧縮比:9.5
ボア:92.5mm
ストローク:93.0mm
最高出力:405kW(550PS)/6500rpm
最大トルク:680Nm/2500-5500rpm
変速機:8速クイックシフト
0-100km/h加速:4.2秒
80-120km/h加速:2.4秒
最高速:300km/h(リミッター作動)
タイヤサイズ:前 255/30R20 後 295/30R20
(山本晋也)