1990年以降世界中でおよそ1200万台も売れたルノーの基幹車種であり、欧州を代表するBセグメントモデルであるルーテシアが4代目にスイッチし、7月25日に日本でも公開されました。販売開始は9月24日からで、今回はルノー車のデザインを原点から見直すデザイン戦略「サイクル・オブ・ライフ」をテーマに掲げ、ダイナミックなエクステリアをまとっています。
このデザインテーマは、ルノーのデザイン担当であるローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏が考案したもので、「シンプル」、「官能的」、「温かみ」という3つのキーワードで表現されるそうです。
ルノーのデザインといえば、ここ10年くらいでは2代目メガーヌやアバンタイムのクリフカットを彷彿とさせる独得のリヤビューがいまだ脳裏に焼き付いていますが、デザインの革新とまでいうだけあって、確かにシンプルでありながらダイナミック。しかも非常に洗練されている印象を受けます。
4代目となるルーテシアは、この新デザイン戦略に沿って登場する初の市販モデルであり、コンセプトカー「デジール」そのままの情熱的なデザインを具現化。ボディサイズは全長4095×全幅1750×全高1445mmで、駆動方式はFFのみです。
パワートレーンは2.0Lエンジンに匹敵するトルクと省燃費を実現する1.2Lの直噴ターボエンジンで、120ps/190Nmを発揮し、エフィシェント・デュアル・クラッチの「EDC」が組み合わされています。
ボディカラーは全7色を用意。さらに、ホイールカラーを組み合わせた一部注文生産車の「パック・クルール(上級グレードのインテンスのみ)」や内装パーツセットの「パック・デザイン(全グレード対象でディーラーオプション)」などにより自分だけのルーテシアに仕上げることが可能です。
価格は「ルノー ルーテシア・インテンス」が238万円、「ルノー ルーテシア・ゼン」が215万円、「ルノー ルーテシア・アクティフ」が199万8000円です。
(塚田勝弘)