ロールス・ロイスといえばショーファードリブンの王様というイメージを抱くのは私だけでしょうか。先日、横浜で開催されたクラシックカーの祭典「ザ・コンクール・デレガンス・ジャパン2013」において初めて一般公開されたレイスは、ニューヨークモーターショーなどでもすでに披露されてきた新型モデルですが、なんと2ドアクーペ。
しかも注目点は、ファストバックのクーペフォルムだけでなく、V型12気筒エンジンとZF製8速ATの組み合わせにより632ps/800Nmを発揮する圧倒的なスペックで、0-100km/h加速は4.6秒で到達。
ファストバック・スタイルが特徴のエクステリアでは、ボディ上部をジュビリーシルバー、下部をカナデルブルーに塗り分けられた2トーンカラーも印象的です。
ロールスの特徴であるコーチドア(観音開き)を開けると、ファントムでも使われているレザーや「カナデル・パネリング」と呼ばれる上質なウッドパネルを多用したゴージャスなインテリアが広がります。
また、日本仕様のレイスでは、トランクを含むキーレスエントリーシステム、音声制御ナビゲーションが採用されるほか、GPSを使いドライバーが認知できるよりもさらに前方まで見通せるSATと呼ぶ技術を搭載(国内承認待ち)し、高速道路の分岐合流点、交差点などの検知が可能。
また、日本車がすでに採用しているカーナビとシフトスケジュールの協調制御なども搭載されます。
日本仕様の価格は新築マンションが買えてしまう3195万円で、納車開始は2013年第四四半期とのこと。どんな方がお乗りになるのでしょうか。
■ロールス・ロイス・モーター・カーズ
http://www.rolls-roycemotorcars.com/
(塚田勝弘)