1997年の年末に登場した初代ハリアーは、FFのカムリをベースにSUVに仕立て、現在につながるプレミアムSUVの礎を築いたモデルのうちの一台。4WDも用意されていましたが、オフロードをガンガン走破するのではなく、オンロード重視の洗練された走りが印象的で、高級セダンに飽き足らない層を取り込みました。
2代目は2003年のデビューで、クルーガーとともにハイブリッドが設定され、燃費よりも速さを重視した加速ぶりには驚かされました。09年にはレクサスRXもリリースされましたが、トヨタブランドの高級SUVとして併売され2012年9月に生産終了。後継モデルはあるのかRXに統一されるのか、いろいろな噂もありましたし、トヨタの方にうかがっても当然ながら明確な返事はいただけなかった記憶があります。
さて、今年の冬に発売が発表された3代目ハリアーは、ハヤブサ科チョウヒのエンブレムが目を惹くワイドなフロントグリルやLEDヘッドライト、そして彫りの深さを感じさせる顔つきがなかなかクールでカッコいいです。
また、リヤピラーを傾斜させた独自のサイドビューなどを歴代ハリアーからバトンを受けながら、彫りの深さを感じさせるフロントバンパーやヘッドライトを採用するなど、ダイナミックで先進性あふれるデザインも印象的。
国内専用モデルになる3代目ハリアーは、先代同様にハイブリッドも用意し、先進技術や快適性に磨きをかけるということでファンにはまさしく朗報。販売店はトヨペット店でティーザーサイトが用意されます。
■トヨタ「New HAARRIER」
http://toyota.jp/sp/newharrier/
(塚田勝弘)