祝!世界遺産!! 富士山一周モデルコース

祝・富士山 世界遺産登録シリーズ、【富士山が見える道の駅】【富士山の伏流水が汲める道の駅】【富士グルメ充実の道の駅】【富士周辺の温泉・足湯&遊べる道の駅】と紹介してきた内容をふまえて、中央自動車道【河口湖IC】を起点としたモデルコースをご提案します。

富士山

富士吉田

国道138号線に降り、いきなり【富士急ハイランド】で遊ぶのもアリですが、それだと1日費やしてしまうので、世界遺産をテーマにするならやっぱり【北口本宮冨士浅間神社】へ参拝。富士登山道の入り口に位置し、古くは修験道として多くの修験者が登拝しました。なんと1900年以上の歴史があるそうです。

ちょっと寄り道して、国指定の天然記念物/名水百選/山梨県の新富嶽百景にも選ばれている湧水群【忍野八海】で富士山の伏流水を堪能しましょう。ここも世界文化遺産(構成遺産)に名を連ねています。

富士「見える」「汲める」「グルメ」でもお馴染みの道の駅【富士吉田】(写真)からも近いです。 

すばしり

続いて国道138号線を南下し、山中湖を眺めつつ道の駅【すばしり】へ。

北口本宮冨士浅間神社や山中湖をスルーするなら、中央自動車道〜東富士五湖道路【須走IC】で下りればすぐです。

もしワンコ連れなら、【ふじやま食堂】のテラス&芝生広場で遊ばせると愛犬もリフレッシュできますよ。 

御殿場から県道157号線に入っていくと、富士山の噴火によって生じた溶岩洞窟【印野の溶岩隧道】(国指定天然記念物)があります。御胎内清宏園の中にあり、入場料は大人150円/子供70円。

国道469号線に合流したら右折、【富士サファリパーク】や【富士山資料館】(入場料:大人200円/子供100円。【富士サファリパーク】入場券で無料になります)、【富士山こどもの国】などファミリー向けの施設が点在。

が、ここで遊んでいては時間が足りなくなってしまいます(笑)

そのまま国道469号線で富士宮市方面へ。「もっと走りを楽しみたい!」というドライブ好きにはたまらない【富士山スカイライン】を往復するもヨシ!

国道139号線に合流し富士宮駅方面へ走ったら、世界文化遺産に含まれる駿河国一之宮【富士山本宮浅間大社】は当然、外せません!

社殿は徳川家康が造営したもので、本殿は国の重要文化財。ほか多くの県指定文化財多数。奥宮は富士山村山口登山道頂上に鎮座しており、修験者が登拝の前に心身を清めたという【湧玉池】(国指定特別天然記念物)は、富士山信仰の深さを偲ばせます。

さらに国道139号線を北上し、日本の滝百選【白糸の滝・音止の滝】や、県道75号線に入って【人穴浅間神社】境内にある富士山の噴火でできた溶岩洞穴【人穴富士講遺跡】(富士宮市指定史跡)へも立ち寄りたい。【白糸の滝】【人穴富士講遺跡】とも世界文化遺産に含まれています。

朝霧高原1

コバラが空いたら道の駅【朝霧高原】の朝霧高原牛乳をたっぷり使用したソフトクリーム/アイスクリームで一休み。富士山麓の大自然で育った乳牛から作られた乳製品の数々はお土産にも喜ばれること間違いなし!?

ランチもオススメですが、お昼にここに辿り着くためには起点を【河口湖IC】ではなく【須走IC】にして、さらに立ち寄るスポットを半分くらい端折るか、かなり急ぎ足になる必要があります…。

なるさわ

朝霧高原から北上途中の国道139号線周辺には、本栖湖/精進湖/西湖/河口湖、青木ヶ原樹海/富岳風穴/鳴沢氷穴などなど見どころ多数!

このあたりで1日の疲れを癒すべく温泉へ入りたいところです。

道の駅【なるさわ】(写真)に隣接する【富士眺望の湯 ゆらり】、または河口湖畔の道の駅【かつやま】から約3kmほどの【河口湖温泉ロイヤルホテル 開運の湯】や【野天風呂 天水】で日帰り入浴できます。

富士山を眺めながら…というなら、【富士眺望の湯 ゆらり】が最高! 

かつやま

道の駅【かつやま】は目の前が河口湖で、芝生広場や湖畔遊歩道が整備されています。(ペットの立ち入りは禁止)

入浴の後は食事といきたいところですが、ここ【かつやま】も【なるさわ】も軽食くらいなので(【富士眺望の湯 ゆらり】にはお食事処があります)、時間があるならば「富士グルメ」でも紹介した道の駅【富士吉田】がオススメです。ちなみに、【かつやま】近くの【冨士御室浅間神社】も世界文化遺産に含まれています。

いかがでしたか?

上記は時計回りでしたが、立ち寄りたい場所によっては反時計回りにしてもよし。週末ドライブの参考になれば幸いです。

(松本しう周己)

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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