早くも2代目クーガが今秋日本上陸。SUVでも1.6リッターターボを搭載

2012年のジュネーブモーターショーで初披露された2代目フォード・クーガ。本邦でも今年9月に登場します!というと、日本のユーザーはもうフルモデルチェンジかと驚くかもしれません。初代であり、現行型でもあるクーガが日本にやってきたのは2010年7月ですからまだ3年しか経っておらず、私も箱根でのプレス試乗会で初めて乗った時の感触をよく覚えています。

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拝借していたポルシェ・カイエン・ターボで試乗会場に向かったのですが、同じSUVとはいっても価格や車格もちろん、サイズもエンジンも何もかも異なるわけですから、いつもなら身体に染み込んでしまったギャップの解消に苦労します。

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ですが、箱根の山を飛ばした際のクーガの驚くほど素直なハンドリングに魅せられ、欧州フォードのとくにシャーシの仕上げの手練れぶりには心底感心させられました。その後も何度か乗る機会があり、最後には数か月前に『SUVのすべて』の取材のためステアリングを握っています。

現行クーガはいまでも全長4.5m級、2.0〜2.5Lを積むコンパクト〜ミドルクラスSUVではベストなハンドリングといえるもので、新型もフォーカスをベースに仕立てられていますからタイヤの仕事ぶりがよく分かる走りはよりブラッシュアップされているはず。

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前置きが長くなりましたが、新型クーガはキネティックデザインをより進化させたシャープなフォルムに、エンジンを2.5Lから1.6Lに大幅にダウンサイジングしているのがトピックス。

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1.6Lはフォード自慢の低燃費ターボのEcoBoostで、6ATとの組み合わせ。現行の2.5L 5気筒+5ATに対して約20%燃費を改善しながら、182ps(現行型は200ps)の出力を得ています。

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4WDも新設計のインテリジェント4WDに進化し、トルクを前後100:0〜0:100に自動的に配分(現行型は最大で50:50)。さらに、コーナリング性能を高めるトルクベクタリングを標準搭載し、フロント左右のブレーキを調整することでアンダーステアを軽減。

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SUVとしてうれしいのは、荷室容量を46L拡大して後席を倒すと最大で1603Lを確保。両手がふさがった状態でもリモコンキーを持っていればバンパー下に足を入れるキック動作することで開閉できる(BMWなどと同じ装備ですね)など、積載性を向上させている点です。

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インテリアは、航空機のようなコクピットスタイルというコンセプトを踏襲し、マイクロソフト社と共同開発した「SYNC」を全車に標準装備。Bluetooth対応の携帯電話を接続することで音声操作などを可能にしています。

燃費向上のための軽量化も随所で施されており、シートは従来よりも約10%軽くなり、ダッシュボードも新しい成型方法でパネルを約500g軽量化されています。

グレードは本革やデュアルパネルサンルーフを備えた「Titanium(タイタニアム)」が385万円、ハーフレザーシートの「Trend(トレンド)」が340万円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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