5月24日、ジャガー・ランドローバー・ジャパンは新型“Fタイプ”を国内発表。注文の受付を開始し、18時からは「ジャガーFタイプ・プレミアムナイト」と称した発表会を東京・六本木のミッドタウンで開催しました。
新型Fタイプはジャガーが久々に登場させた2シーターオープンカーで、いまだ世界中でファンが多いEタイプの後継モデルともいえるクルマです。発表会には多くのメディアが集まりました。
Fタイプについてジャガー・ランドローバー・ジャパン代表取締役社長、ラッセル・M・アンダーソン氏はデザインについて「(エクステリアデザインは)おもに2つのハートラインで作られています。ひとつはフロントから立ち上がりドアへからリアに向けて流れるライン。もうひとつはリヤホイールの上を流れテールに向かうラインです」と語りました。
この2つのラインによりFタイプはクラシカルなたたずまいを得るとともに、Eタイプのエッセンスも取り入れています。
たしかにリヤからFタイプを見ると、Eタイプにインスピレーションを得たことがわかるデザインとなっていました。
Fタイプのトピックスといえば、オール・アルミニウム製モノコック・ボディ構造が採用したことがあげられます。燃費や環境問題に寄与する「軽量化」を、スチールボディでは両立しにくい高剛性なボディにすることを可能としています。
またエンジンは最高出力340PSを発生させる3リッターV6スーパーチャージド・エンジンと最高出力495PS、最大トルク625Nmを発生させる5リッターV8スーパーチャージド・エンジンが搭載されます。
世界市場でわずかシェア1%のスポーツカーセグメントにEタイプ以来、約50年ぶりに参入したEタイプ。このクルマに対するジャガーの力の入れようは大きいようで、発表会でもクルマの説明だけで約1時間かけるほどでした。
価格は3リットルエンジン搭載の「Fタイプ」が950万円、5リットルエンジン搭載の「FタイプV8S」が1250万円(ともに税込み)。
Fタイプを購入できる人は多くないかもしれませんが、ファンが多いジャガーの2シータースポーツとして大いに注目を集めそうです。
【クリッカー編集部】