メルセデス・ベンツのフラッグシップであるSクラスのフルモデルチェンジ。ライバルは旅客機ということでエアバスのガレージで発表会が行なわれました。いかにもメルセデス・ベンツSクラスらしい風貌はキープコンセプトにも見えますが、技術的には最新鋭かつ最良。まさにエアバスA380がそうであるように、快適なモビリティのベンチマークになるということです。Cd値=0.24という空力に優れたボディは、そうした先進性の一例といえましょう。
現時点で発表されているグレードは、3.5LガソリンV6エンジンとモーターを組み合わせたS400ハイブリッド、4.6LガソリンV8エンジンのS500、3.0LディーゼルV6エンジンのS350 ブルーテック。それぞれおショートホイールベース/ロングホイールベースが用意され、ドイツでの価格は79789.50~107635.50ユーロ(およそ1053~1420万円)。将来的には、2.1Lディーゼル4気筒とモーターを組み合わせ4.4L/100kmという省燃費を誇るS300 ブルーテック ハイブリッドや、Sクラス史上初めて4.0L/100kmより優れた燃費性能になるというS500プラグインハイブリッドの追加もアナウンスされています。
(山本晋也)