スバル・レガシィがマイナーチェンジである意味残念ながら2.5ターボエンジンが消滅

富士重工業は、スバル ・レガシィを改良。主にラインナップを見直し、ベーシックグレードを廃止、そのポジションに特別仕様車「2.5i B-SPORT/2.5i B-SPORT EyeSight」を設定しています。

従来の「2.5i/L Package」に変わる、この特別仕様車はネーミングの通りに、16インチアルミホイールやダーク調の専用フロントグリルやブラックベゼルのHIDロービームランプといったスポーティ指向のアピアランスとしています。

LEB13502s

 LET13501sLEO13501s

これにより、レガシィ販売台数で約9割もの比率を占めるという、先進安全装備「EyeSight」装着車を、さらにリーズナブルな価格設定へとしているとのことです。

新しくレガシィのエントリーモデルに位置づけられる特別仕様車「2.5i B-SPORT/2.5i B-SPORT EyeSight」ですが、マルチインフォメーションディスプレイやフルオートエアコン(左右独立温度調整機能、後席ベンチレーション)も装備するなど、スバルのフラッグシップにふさわしい仕様となっています。

さらに、「2.5i B-SPORT EyeSight」に対してプラス15万円で用意される「2.5i B-SPORT EyeSight G Package」は、17インチアルミホイール(ガンメタリック塗装)、 アルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)、 SUBARUロゴ入りステンレス製サイドシルプレート(フロント)、 カーボン調加飾パネル、 ファブリック(スポーティクロス)/合成皮革シート、 運転席10ウェイパワーシート/助手席8ウェイパワーシート、 SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグといった装備が充実した、今回のマイナーチェンジにおける最注目グレードといえそうです。

LEB13504s

そのほかビルシュタインダンパーを備えた「2.5i EyeSight S Package」や先進の直噴ターボを搭載した「2.0 DIT」も、わずかながら手に入れやすい方向へと価格を改定しています。

旧来からの2.5Lターボエンジンを積んだグレードはなくなり、これによってEJ系統のエンジンはレガシィから消滅しています。なお、3.6L 6気筒水平対向エンジンは、アウトバックに健在です。

6気筒以外は全車リニアトロニック(チェーン式CVT)となり、駆動方式もすべてAWD。メーカー希望小売価格は、ツーリングワゴンが2,520,000~3,643,500円、セダンB4が2,362,500~3,486,000円、アウトバックは2,677,500~3,643,500円となっています。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる