富士重工業は、スバル ・レガシィを改良。主にラインナップを見直し、ベーシックグレードを廃止、そのポジションに特別仕様車「2.5i B-SPORT/2.5i B-SPORT EyeSight」を設定しています。
従来の「2.5i/L Package」に変わる、この特別仕様車はネーミングの通りに、16インチアルミホイールやダーク調の専用フロントグリルやブラックベゼルのHIDロービームランプといったスポーティ指向のアピアランスとしています。
これにより、レガシィ販売台数で約9割もの比率を占めるという、先進安全装備「EyeSight」装着車を、さらにリーズナブルな価格設定へとしているとのことです。
新しくレガシィのエントリーモデルに位置づけられる特別仕様車「2.5i B-SPORT/2.5i B-SPORT EyeSight」ですが、マルチインフォメーションディスプレイやフルオートエアコン(左右独立温度調整機能、後席ベンチレーション)も装備するなど、スバルのフラッグシップにふさわしい仕様となっています。
さらに、「2.5i B-SPORT EyeSight」に対してプラス15万円で用意される「2.5i B-SPORT EyeSight G Package」は、17インチアルミホイール(ガンメタリック塗装)、 アルミパッド付スポーツペダル(アクセル、ブレーキ、フットレスト)、 SUBARUロゴ入りステンレス製サイドシルプレート(フロント)、 カーボン調加飾パネル、 ファブリック(スポーティクロス)/合成皮革シート、 運転席10ウェイパワーシート/助手席8ウェイパワーシート、 SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグといった装備が充実した、今回のマイナーチェンジにおける最注目グレードといえそうです。
そのほかビルシュタインダンパーを備えた「2.5i EyeSight S Package」や先進の直噴ターボを搭載した「2.0 DIT」も、わずかながら手に入れやすい方向へと価格を改定しています。
旧来からの2.5Lターボエンジンを積んだグレードはなくなり、これによってEJ系統のエンジンはレガシィから消滅しています。なお、3.6L 6気筒水平対向エンジンは、アウトバックに健在です。
6気筒以外は全車リニアトロニック(チェーン式CVT)となり、駆動方式もすべてAWD。メーカー希望小売価格は、ツーリングワゴンが2,520,000~3,643,500円、セダンB4が2,362,500~3,486,000円、アウトバックは2,677,500~3,643,500円となっています。
(山本晋也)