ダニ感染症注意!クルマのなかの正しいダニ退治方法

ゴールデンウィークは、いかがお過ごしだったでしょうか? 前半は寒い地域も多かったようですが、後半は各地の観光地でもスッキリと晴れたみたいですね。

これからの季節は、ぽかぽか陽気に誘われて、ちょっとドライブにでも出かけたくなる日が増えてきそう。でも、そういった人間が気持ちいいなぁ~。と感じる気温は、ほかの生き物にとっても快適な環境であるようです。

c01ダニ退治

刺されて痒いだけでないダニの悪影響

クルマの中というのは、思ったよりも不潔。車内で食べたスナック菓子の食べ残しや、人間の体から出るフケなどを栄養分として、ダニなどの微生物が着々と座席を住処としています。

湿度が60%以上&温度が20℃~30℃ぐらいの条件が整うと、ダニの活動が活発になります。
そのため、今ぐらいのシーズン以降で「車内のダニに刺された!」という人が出てくるのですが、刺されるだけでなく、ダニの死骸が蓄積して喘息のトリガーになる場合もあるため特に子どもを乗せるなら、日頃から車内を清潔にするなど注意が必要でしょう。

 

駆除する方法はあるのか?

ダニが出たからといって、いきなりバルサンや防虫スプレーを使うのはオススメできません。部屋の中とは違って、車内は密閉された空間であり、薬剤が残留してしまう可能性が高いからです。

極端に高温になったり、乾燥してしまうと繁殖は止まりますが、環境が同じならば、季節が良くなると、また再発ということになります。

そのため、ホコリや食べ残しなどを掃除機で吸い取るなど、徹底的な掃除が駆除の基礎です。

でも、ダニに刺されてしまったら、「お掃除が大切」なんて呑気なことを言っていられない。短期的にダニ退治をしたい。

そのような時には「ダニ捕りシート」「ダニ粘着シート」といった製品があるので、使って見てください。殺虫ではなく、誘引剤を使ってダニを呼び寄せて、粘着剤でダニを捕獲する。いわば「ゴキブリホイホイのダニバージョン」みたいな製品です。

女子をデートに誘うときにはモチロン、ダニが発生していなくてもクルマが臭うようであれば、マットレスを外したり、シートを動かして、掃除するべきでしょうね。思ったよりも汚れていますよ。

(桐生忠彦)