韓国で起きた暴走事故の動画です。
車はルノーサムスンのSM7。日産ティアナをベースに作られたルノーサムスンの最高級車です。
運転しているのは運転歴14年の女性。毎日通っている住宅街の細い路地で突然エンジン音が高まり、車が急加速を始めます。女性は悲鳴をあげながら対向車を交わしますが、突き当たりの建物に衝突します。
幸い怪我人はいなかったようですが、車がぶつかった途端に生後10カ月の赤ちゃんが泣きだします。女性がパニックに陥りながらも「エギ、エギ(赤ちゃん、赤ちゃん)」と心配している様子が生々しいです。
映像を見る限りではわかりませんが、車両の異常か、運転操作の誤りかのどちらかということでしょう。加速しているように見えますが、急発進というほどでもないように見える気もします。
しかし、後半に出てくる字幕によるとルノーサムスンは「クルマは全く異常がなかった」と主張しているようです。字幕は最後に「真実は何でしょう?」と締めています。
クルマが急発進や暴走を始めたら「エンジンを切る」「サイドブレーキを引く」などの対処法があるようですが、この動画の切迫した状態を見限り、筆者だったらやはり何もできないと思いました。
(きのしたしげる)