4月20日に開幕した上海モーターショーにおいて、ホンダは新しい3列シート&スライドドアを持つミニバン・コンセプト「Concept M」を世界初公開しています。
現在は商用車ベースが中心となっている中国のMPV(Multi Purpose Vehicle)市場に向けて、まさにミニバン先進マーケットといえる日本からの提案といえる一台。その開発は、日本の本田技術研究所 四輪R&Dセンター・デザインスタジオが担当したといいます。
北米市場におけるアキュラ・ブランドのアイコンとなっているジュエルアイを思わせるヘッドライトやスポーティな造形のフロントグリルは、アメリカ市場におけるオデッセイや日本でのエリシオン・プレステージといったラインナップの後継モデルも想像させるスタリングとなっています。
イメージムービーからもわかるように、ホンダらしいゆったりとしたキャビンを持つMPVのコンセプトカー。そのスペースを活かして、セカンドシートはファーストクラス感覚のプレミアムな空間を実現しているよう。なお、2014年の発売を目指し、このコンセプトモデルをベースとした量産車の開発を進めているということです。
(山本晋也)