トヨタが中国専用ハイブリッドカーやヤリス(ヴィッツ)など3台を世界初公開【上海モーターショー】

2013年4月20日に開幕した、上海モーターショーにおいて、過去最多となる52台の市販車・参考出品車を出展しているというトヨタ。このショーで3台のワールドプレミア(世界初公開)を行なっています。

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まず1台目は、グローバルコンパクトカーである「ヤリス」の中国仕様。ヤリスといえば、日本でいうヴィッツの海外販売名として知られていますが、今回初公開されたヤリスはその後継モデルにもなるのでしょうか。なお、中国では2013年末より生産・販売を開始する予定とアナウンスされています。

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また、今回ワールドプレミア車として、中国専用モデルとして2台のハイブリッドカーが出展されました。

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“云動双擎II(ユンドンショワンチンツー)”は、中国における開発拠点となるトヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社が開発を進めているハイブリッドコンポーネントを搭載するコンセプトカー。中国専用ハイブリッドカーを示す一台ということです。

 

 

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“TOYOTA FT-HT悦佳(ユエジャ)”は、いまもっともホットなセグメントといえる、中国のヤング世代をターゲットとしたコンセプトカー。観音開きドアを持つ6シーターとなっています。

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プレスカンファレンスで内山田副会長が述べたように、トヨタの中国市場への展開は半世紀を数えるといいます。さらなる飛躍を狙う3台のワールドプレミアといえそうです。

 

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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