クルマのインパネにオーディオやナビを装着するスペースは、長らくドイツのDIN規格である1DINの「180×50mm」、2DINの「180×100mm」が使われてきましたが、最近ではメーカー内の車種を超えたモジュール化が進み、この枠ではない専用設計やトヨタやダイハツの過半数はよりワイドな200mmコンソールに移行しています。
そこで、各ナビ&オーディオメーカーも200mmコンソール用の新製品を送り出しており、ケンウッドも「彩速ナビゲーション」シリーズの最上位機種「Type Z」に、200mmワイドコンソール用の「MDV-Z700W」を5月中旬に発売します。
ワイド化にともない、使用頻度の高いホーム/現在地/ボリューム/スキップサーチ/イジェクトの各キーをドライバーが操作しやすい右サイドに集中配置した専用キーレイアウトを採用。
また、トヨタ/ダイハツ用の専用電源コードだけでなく、一部車種で採用されているコネクタータイプのアンテナに対応するケーブルやETC/ステアリングリモコンケーブルも付属されています。
モニターはワイドVGAと高輝度ホワイトLEDバックライトからなる「プレミアム・ファインビュー・モニター」を搭載し、角度のある運転席や助手席からでも高い視認性を確保しています。
ほかにも膨大なデータ量を圧縮した独自の「S3フォーマット」を搭載し、HDDナビと同レベルの膨大なナビデータを収録しながら、高速レスポンスを実現しています。
スマホへの対応では、オリジナル・アプリの「KENWOOD Drive Info.」によりスマホの通信機能を使うことで、周辺地域のガソリンスタンド価格や駐車場の使用状況、天気予報、さらにはVICSの広域情報、ケンウッドの走行データを共有するカロッツェリアの「スマートループ渋滞情報」による渋滞情報も入手できます。
さらに、MHL端子の搭載でAndroid搭載スマートフォンに対応するほか、音楽アプリの「KENWOOD Music Control」や「music Chief」、スマホとナビを接続して地図画面のリモート操作や目的地設定が可能な「NaviCon」なども使うことができます。
■ケンウッド「MDV-Z700W」
http://www2.jvckenwood.com/products/carnavi/mdv_z700w/index.html
(塚田勝弘)