インターナビを活用した緊急通報システムを新型「アコードハイブリッド」に搭載

万一事故に遭った場合、自力では通報できない、あるいはパニックなってしまうなど、あまり考えたくはないがですが、万一に万全に備えてくれるのクルマの安全装備が必要ではないでしょうか。

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今年の夏に投入される新型アコードハイブリッドのインターナビには、「HELPNET(ヘルプネット)」の通報機能が追加されます。

この緊急通報システムは、事故の衝撃でエアバッグが作動すると救急救命に役立つ情報を「HELPNET」に通報し、専門オペレーターが消防や警察に出動を要請する機能。

レクサス車やシーマなどの一部の日産車でも採用例がありますし、トヨタの「G-BOOK」でもAndroidのスマホを活用した「HELPNET通信支援機能」もありますが、インターナビは新型アコードハイブリッドだけでなく、高級車から一部軽自動車まで幅広い展開がされていますので、ホンダ車の大半に対応できる可能性がある点が画期的といえるでしょう。

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ホンダの緊急通報システムでは、GPSの位置情報に加えて、開いたエアバッグの種類や何km/hくらい減速したか、多重衝突であるかなども通報されるためドライバーからの口頭での説明も合わせればより詳細な救急救命につながります。

さらに、ナビ画面での操作で手動でも通報可能なので、急病など事故以外の緊急時でも使用可能。なお、同システムの利用には「インターナビ・リンク・プレミアムクラブ会員登録」が必要になります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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