いまやPNDだけでなく、スマホ/タブレットのナビゲーション・アプリも据え置き型のAVナビゲーションのライバルになっています。
据え置き型ナビに求められるのは、PNDやナビ・アプリよりも圧倒的に高性能・多機能かつ高画質でありながらレスポンスの速さなどに加え、価格競争力であるといえます。
地図スクロールなどが速くてしかも扱いやすく、高画質画面を提供してくれるのがケンウッドの彩速ナビゲーションの特徴ですが、4月中旬から発売されるのがスタンダードシリーズの「Type L」はこうしたニーズに対応するスタンダードモデルです。
DVD/USB/SD/地デジに対応する「MDV-L500」、ワンセグチューナー内蔵DVD/USB/microSD対応の「MDV-L300」をラインナップ。
「MDV-L500」は、7V型の高精細WVGA液晶に高輝度ホワイトLEDバックライトを搭載した「スーパーファインビューモニター」により高い視認性を確保し、全国約140万か所の傾斜データと高精度3Dジャイロセンサーを連携させた「高測3Dジャイロ」を搭載することでナビ・アプリでは難しい高精度な自車位置測位を可能にしています。
「MDV-L300」は、簡単な操作が可能なキーレイアウトが特徴で、現在地やメニュー、AVなど使用頻度の高い機能をダイレクトキーとして配置し、ひとつのソース切替と音量調整が可能な大型ボリュームを用意するなどしています。
両モデルともに大型主要道路の開通予定情報をあらかじめインストールしておくことで、地図の鮮度を保ったり、さまざまな状況でジャストな案内をしたり、QRコードを使用して携帯電話やスマホに地図を持ち出せる「マップクリップ」などのドライブ支援機能も収録済み。
さらに、スマホ対応機能としてiOS用アプリケーション「NaviCon」やCDタイトルデータを簡単にナビに転送できる「KENWOOD Music Info.」やAndroid搭載スマートフォンで楽曲操作が可能な「KENWOOD Music Control」も採用しています。
価格はオープンで、店頭予想価格はMDV-L500が9万円前後で、MDV-L300が7万円前後です。
(塚田勝弘)