アウディにはA1、そしてドイツ本国などにはA2というコンパクトモデルがありましたが、長年アウディの入門モデルとして愛されてきたのがA3です。今年中にも新型A3スポーツバックの日本導入が見込まれており、3ドアと5ドアのハッチバック「A3スポーツバック」に加えて、セダンボディのA3セダンも用意されるようです(日本導入は未定)。
ボディサイズは全長4460×全幅1800×全高1420mm、ホイールベースは2640mmで、A4セダンよりもひと回り小さく、伝統的なスリーボックスデザインとクーペのクロスオーバーセダン的な仕上がりが特徴。
エンジンは150ps/320Nmの2.0L TDI(直噴ディーゼル)のほか、140ps/250Nmの1.4L TFSI(直噴ガソリン)、180ps/250Nmの1.8L TFSIを用意し、本国には6MTのほか、デュアルクラッチトランスミッションのSトロニックを設定しています。
インパネは最近のアウディの流儀に沿ったデザインで、写真からも質感の高さが伺えます。
技術的なハイライトは、VWグループの次世代モジュラープラットフォーム(MQB)の採用で、1.4LのTFSI仕様は重量をわずか1250kgに抑え、軽量化を果たしているのと、低負荷時には2本のシリンダーを休止させるシステムなどで、1.4Lエンジンは4.7L/100kmの低燃費を実現しています。
(塚田勝弘)