新型キャデラックCTS発表。生産開始は2014年秋【ニューヨークオートショー】

ニューヨークオートショーの前夜祭において、ゼネラル・モーターズはキャデラックのミッドサイズラグジュアリーセダンである「CTS」が第三世代へ進化することと、その詳細を発表しました。

2014-Cadillac-CTS-sedan006

いかにもキャデラックの伝統に則った斬新なデザインは、美しさと技術力に裏付けられた「アート&サイエンス」哲学を進化させたもの。フロントグリルやたて型ヘッドライトといった最近のキャデラックに共通した印象的な造形を採用しています。

そのシャシーは、スポーティさが評判の「ATS」と共通のアーキテクチャによるもので、駆動方式はRWDを基本に、AWDも用意。エンジンは2.0L直4ターボ(272馬力)、3.6L V6(321馬力)、3.6L V6ツインターボ(420馬力)の3種類と発表されています。

2014 3.6L V-6 VVT DI Twin Turbo (LF3) for Cadillac CTS

インテリアでは12.3インチの大型ディスプレイや20ウェイ調整のフロントシートなど、いかにもラグジュアリーセダンらしい装備が印象的。ボーズのスピーカーを採用したオーディオも装備されるということです。

2014-Cadillac-CTS-sedan011

生産開始は2014年秋、グローバル・キャデラックの副社長であるボブ・ファーガソンは、「全く新しい新型キャデラックCTSのセダンは、ワールド・ベストに挑戦するクルマです」と述べているように、このクラスでの世界一を目指した意欲作といえそうです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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