ニューヨークオートショーの前夜祭において、ゼネラル・モーターズはキャデラックのミッドサイズラグジュアリーセダンである「CTS」が第三世代へ進化することと、その詳細を発表しました。
いかにもキャデラックの伝統に則った斬新なデザインは、美しさと技術力に裏付けられた「アート&サイエンス」哲学を進化させたもの。フロントグリルやたて型ヘッドライトといった最近のキャデラックに共通した印象的な造形を採用しています。
そのシャシーは、スポーティさが評判の「ATS」と共通のアーキテクチャによるもので、駆動方式はRWDを基本に、AWDも用意。エンジンは2.0L直4ターボ(272馬力)、3.6L V6(321馬力)、3.6L V6ツインターボ(420馬力)の3種類と発表されています。
インテリアでは12.3インチの大型ディスプレイや20ウェイ調整のフロントシートなど、いかにもラグジュアリーセダンらしい装備が印象的。ボーズのスピーカーを採用したオーディオも装備されるということです。
生産開始は2014年秋、グローバル・キャデラックの副社長であるボブ・ファーガソンは、「全く新しい新型キャデラックCTSのセダンは、ワールド・ベストに挑戦するクルマです」と述べているように、このクラスでの世界一を目指した意欲作といえそうです。
(山本晋也)