意外と少ない?「街乗りにおすすめ!小回りの利く軽自動車ベスト5!」

軽自動車のメリットと言えば、手軽に扱えるサイズと維持費の安さが挙げられます。最近では軽自動車でも普通乗用車に負けないくらいの室内空間や衝突安全性能をウリにしているモデルも多く存在します。

 小回りの利く軽自動車

都市部での取り回しや運転の苦手な方でも扱いやすい軽自動車。今回はそんな扱いやすいサイズの軽自動車のなかでも特に小回りの利くモデルをご紹介します。

小回りの利く軽自動車 三菱 ミニキャブ キャンパー

 ■三菱 ミニキャブキャンパー(最小回転半径4.3m)

三菱の軽バン ミニキャブをベースとした特装車。軽貨物自動車のミニキャブの中でも最上級モデルのミニキャブブラボーをベースとした仕様で、装備も充実しており、ターボモデルのラインナップも存在します。

最大の特徴はなんと言っても車内での着替えなどに重宝する手動式のポップアップルーフ。ポップアップ部分での修身はできませんが外出先で大活躍間違え無しの装備です。他にもオプションでギャレー&シンクやテーブルカウンターが設定されています。

セミキャブオーバースタイルのミニキャブキャンパーは一見小回りが利かない様にも見えますが、集配業務などで活躍するミニキャブの良さを活かしたパッケージングと言えます。

小回りの利く軽自動車 スズキ アルト エコ

■スズキ アルト・アルトエコ/マツダ キャロル・キャロルエコ(最小回転半径4.2m)

国産軽自動車の代名詞とも言えるスズキアルトは、街乗りでの扱いやすさも抜群。新たにラインナップに加わったアルトエコはワゴンRに搭載され好評の低燃費技術「エネチャージ」を搭載し、33km/Lを達成。扱いやすさと低燃費を両立したモデルです。

最小回転半径4.2mという値は軽乗用車トップクラス。加えてアルトエコ/キャロルエコは燃費もトップクラス!小回りが利いて低燃費のアルトエコ/キャロルエコは軽自動車の基本をガッチリ押さえたモデルと言えます。

小回りの利く軽自動車 スズキ MR ワゴン

■スズキ MRワゴン(G・X)/日産 モコ(G/G Fourを除く)(最小回転半径4.2m)

100ぱ~せんと~♪という楽しげなCMソングと、きゃりーぱみゅぱみゅのダンスが印象的なMRワゴン。昨年には新アイドリングストップ機構を搭載したMRワゴンエコも追加され、より充実したラインナップとなっています。

MRワゴンはアルトエコと比較して、広い室内空間とより上質な内装が特徴。ちょい乗り重視のアルトに比べ、中距離ドライブなども快適に移動することができます。

最小回転半径はアルト同様4.2mですが、タイヤサイズの違う「T」(日産 モコ 「G」)は4.4mとなります。
充実した収納スペースや、多彩なシートアレンジで都市部でのお買い物から郊外のアウトドアレジャーまで使えるMRワゴン/日産モコは守備範囲の広いおススメ軽自動車といえそうです。

スズキ スペーシア 小回りの利く軽自動車

■スズキ スペーシア(G)/※マツダ フレアワゴン(XG)※4月25日発売開始(最小回転半径4.2m)

つい先日センセーショナルにデビューしたばかりのスズキスペーシア。ホンダのN BOXシリーズ、ダイハツ タントをライバルとするスズキのトールワゴン。ワゴンRよりも車重が重く、ボディ形状も燃費には不利と思われるスペーシアですが、燃費はなんとワゴンRを超える29.0km/L!広さだけではなく低燃費もスペーシアのウリと言えます。

スペーシアの最小回転半径は4.2m。ライバルであるホンダ N BOXシリーズやダイハツ タントより小回りが利く仕様となっています。室内空間の広さやシートアレンジは各社甲乙つけがたい仕様のなか、最小回転半径の小さいスズキ スペーシア/マツダ フレアワゴンには大きなアドバンテージと言えます。

ダイハツ ミラ 小回りの利く軽自動車

■ダイハツ ミラ/スバル プレオ(最小回転半径4.2m)

ダイハツ、スバルの軽自動車ラインナップのなかで、もっともベーシックなモデルがダイハツ ミラ/スバル プレオ。エコアイドルを搭載したミラ イース/プレオ プラスの発売により影を潜めつつあるミラ/ステラですが、最小回転半径は4.4mのミラーイース/プレオ プラスに対し、小回りの利くミラ/プレオは軽自動車ならではの取り回しを誇ります。

ベースモデルのフルモデルチェンジから7年が経過し、モノグレード構成となっていますが小回り重視で購入を検討されている方には選択肢に入れてみてはいかがでしょう?

スバル サンバーディアス ワゴン小回りの利く軽自動車

街中での取り回しが便利な軽自動車ですが、最近では居住空間や衝突安全性を重視し、軽自動車枠いっぱいに作られ、ホイールベースも目一杯の延ばす傾向が見られます。大型化に伴い、最小回転半径も大きくなってきているのが現状ですが、そのなかでもやはり取り回しを重視される方も少なくないはず。惜しまれつつも生産が終了したスバル サンバーディアス ワゴンはキャブオーバースタイルを採用することで、しっかり4人乗車ができる上に広大な荷室を持ち合わせながらも3.9mという最小回転半径を誇っており、室内スペースと小回りと言う両方を兼ね備えていたところにも人気がありました。日々大型化する軽自動車、リッタカーより最小回転半径の大きい車種も増えてくる中、今回ご紹介した5台は貴重な存在と言えるのではないでしょうか?

(井元 貴幸)