パッと見はまるでオートバイ用か? と思うほど細いこちらのタイヤはじつは四輪車用。ブリヂストンがジュネーブモーターショーで参考出品した「ラージ&ナローコンセプトタイヤ」です。
見た目どおり、いままでになかった狭幅・大径サイズ化を大胆に図っているのが特徴で、使用空気圧を高内圧化しながら、新開発の専用パターン技術や専用コンパウンドを適用するなど従来のタイヤとは別次元の技術革新により、転がり抵抗とウェットグリップの性能向上を果たしています。
一般的なタイヤサイズ(175/65R15)対比で転がり抵抗を約30%向上し、ウェットでの制動性能も約8%高めているそうです。
これだけ大胆なタイヤサイズの変更となると、もちろん車両側の設計も大きく変える必要がありますが、ブリヂストンの「ECOPIA」ブランドの新カテゴリーとして次世代自動車への純正装着など早期実用化を目指していくそうですから楽しみです。
(塚田勝弘)