アルファロメオ4Cのデビュー記念モデルは6万ユーロで9月発売

第83回ジュネーブモーターショーにおいてデビューしたアルファロメオのコンパクト・スーパーカー「4C」に、デビューを記念して1000台限定の特別仕様車『ローンチエディション』がリリースされることが発表されました。

ボディカラーはアルファレッド、ビアンコカララの2色。カーボン製のエアロパーツを備えたほか、フロント18インチ、リヤ19インチのアルミホイールを履いています。

インテリアは、カーボンモノコックを強調するものとなり、アルファレッドのボディカラーでは赤ステッチが各部に入るといいます。またシリアルプレートも備わるということです。

パワートレインは、240馬力の1750cc直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジンと乾式デュアルクラッチトランスミッション「アルファTCT」が組み合わされたもので、ミッドシップレイアウトとなっているのは既報の通り。0-100km/h加速は4.5秒と発表されています。

サスペンションはフロント・ウィッシュボーン、リヤ・ストラット。車重は895kgと軽く、前後重量配分は4:6に仕上がっているということです。ブレーキはブレンボ製4ポットキャリパーを採用し、最大減速Gは1.25g、旋回Gは1.1Gを実現しているといいます。なお、ボディサイズは全長399cm、全幅200cm、全高118cm、ホイールベース238cmとなっています。

軽量ボディゆえに、パワーステアリングは備えず、ダイレクトなハンドリングが味わえるというのもアルファロメオ4cのセールスポイント。

この『ローンチエディション』、まずはヨーロッパで2013年9月に発売予定で、価格は税込6万ユーロ(約750万円)。続いて年末までには北米市場をはじめとした世界中でリリースされ、そのタイミングで価格は発表されるということです。また限定1000台の割り当ては、ヨーロッパ・アフリカ・中東が400台、北米が500台、その他が100台とアナウンスされています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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