クリーンディーゼルというと、環境性能に優れた面が強調されがちですが、そのトルクフルな特性はスポーティさにもプラスになるものです。そうしたキャラクターを前面に押し出した、フォルクスワーゲン・ゴルフの新バリエーションがジュネーブモーターショー(2013年3月5日開幕)にて公開されることがわかりました。
そのスポーティ・ディーゼルに付けられる名前は「GTD」。最初に使われたのは1982年という伝統あるネーミングが、最新のゴルフにもラインナップされるというわけです。
エンジンは2.0リッターのディーゼルターボで、最高出力は135kW、最大トルクは380N.m。LEDを配したテールライトや225/45R17タイヤなどで差別化しているとのことです。それでいて二酸化炭素排出量は109g/kmと環境性能に優れているのがGTDの面目躍如といったところでしょうか。
タータン柄のスポーツシートが、伝統を感じさせるゴルフGTD。本国での発売時期は2013年6月、価格は29350ユーロと発表されています。
■パワートレイン主要スペック
エンジン形式:4気筒 直噴ターボディーゼル
エンジン型式: EA288
総排気量:1968 cc
ボア x ストローク: 81.0 x 95.5 mm
圧縮比: 15.8:1
最高出力: 135 kW / 3500-4000 rpm
最大トルク: 380 N.m / 1750 rpm
変速機: 6速MT もしくは 6速DSG
駆動方式:FWD
二酸化炭素排出量:109 g/km CO2(ユーロ複合モード・6速MT)
0-100km/h加速:7.5 秒
最高速度:230 km/h
(山本晋也)