極寒の北欧ノルウェーを新型フォレスターで走るときの2つの悪条件は?【FORESTER LIVE】 

スタートから2万キロを走って、オーストラリア大陸を走破したフォレスターライブ。次のステージはユーラシア大陸だそうですよ。

まず上陸したのは、ノルウェー。北欧3国のひとつで、そのうちもっとも西に位置した場所ですね。

 

突然ですが、この北欧ステージ、キャラバン隊はちょっと苦労することになるでしょうね。
なぜかって? オーストラリアとは路面状況が違いすぎるからですよ。

これまでのオーストラリアでの移動は基本的にドライ路面の舗装路で、運転に気を使うシーンは少なかったはず。制限速度いっぱいまでスピードを上げて、暇や眠気との戦いになるほどイージーなドライブだったことでしょう。1日で走行距離もたくさん稼げました。

しかし、この時期の北欧は真冬。どういうことかわかりますか?

そう、雪と氷の世界なんです。しかも半端じゃない勢いで。

 

先日、東京に雪が降ったときは動けなくなるクルマ続出で道路がパニックになりましたよね。雪道ってそのくらい大変なんです。
もちろんフォレスターライブのキャラバンチームは経験豊富でスキルも高いので雪の路面でも運転はまったく問題ないのですが、それでも滑りやすい路面には神経を使うはずです。だから、毎日の移動はかなり疲れるに違いありません。

それから明るさの問題。

冬になると、北欧は日照時間がとても短いのです。朝10時くらいでも外はまだ暗く、その後少し明るくなった(といっても太陽はしっかり当たらずどんよりとした曇り程度)と思ったら昼をまわって少し経つとどんどん暗くなってくるんですよね。オーストラリアと違って「明るい時間帯だけ移動する」という方法ではいかないでしょう。

つまり、北欧ステージは「滑りやすい路面+暗い道路」というダブルの悪条件。キャラバンメンバーの毎日の疲労は、オーストラリアの比ではないことが予想されます。

スタートしたフォレスターライブの北欧ステージは、そんな状況を想像しながら見ると臨場感が高まるってもんです。

そして、新型フォレスターの高い走行性能がメンバーをどれだけ助けてくれるのかも楽しみですね。

 くれぐれも、メンバーの安全を祈っています。

 

FORESTER LIVE  http://foresterlive.com

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(工藤貴宏)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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