東京オートサロン2013にて電気自動車を出展するという自動車大学校のトレンドに乗ってか、昨年はZZTセリカをベースにしたLFAレプリカで話題をさらったGAUS(ガウス)こと群馬自動車大学校は、マーチEVを東京オートサロン2013に持ち込みました。
しっかり3ナンバー公認を受けたワイドボディとなった、このマーチ。VWニュービートル風でもありますが、注目は外観だけではありません。
なんと時代を先取りして9年前にEV(電気自動車)にコンバージョンしていたマーチをアップデートしたのだそうです。ボディワークに加え、今回の出展にあたってバッテリーを最新のリチウムイオンにチェンジしています。
駆動系の基本は9年前の仕様ということですが、バッテリー性能の向上により走行性能が全般的にアップしているとのこと。また、このマーチEVは5速MTをベースとしていますが、どのギアを使うと効率に優れるのか、以前の仕様においていろいろとデータをとっているとのことで、その成果も同時に発表されていました。
当然ですが低いギアを使うと加速性能に優れ、高いギアは航続距離に有利。理想的に2~4速を使い分けることが、このマーチEVにおいては走行性能とエネルギー効率に優れた結果につながるということです。
また充電時にはバッテリーとCAN通信することで温度上昇に応じて、充電をストップするという仕様。クルマを改造するときには耐久性や安全性にも気を配るということもしっかりと学んでいるようです。
(山本晋也)