国内での交通ルールに慣れていると、海外にいったときにもそついれを守ろうとしてしまいます。日本のなかで法律が同じでも、車や歩行者の数によって運転手に臨機応変な判断が必要になることもありますよね。左ハンドルで斜線が逆・赤信号でも右折できること以外にもある、念頭に置きたい日米の違いをあげてみました。(※NO TURN RIGHTのサインがあったら右折できません)
■知らないと危険な”カープール”
日米の大きな違いといえばフリーウェイの発達があげられます。車社会として発達する都市も多いアメリカでは、通勤・帰宅のラッシュアワーに大渋滞が、6車線もある広いフリーウェイが大渋滞でまったく動かなくなることも!
そこでできたのが”カープール”です。中央分離帯に一番近い車線に”CAR POOL”と書かれていたらふたり以上の同乗者がいないとそのレーンは使うことができません。ちなみに、カリフォルニア州では環境に配慮したハイブリット車のプリウスならば、ひとりで運転していてもこのレーンを使うことを許可されたため、その車種を購入する人も増えたようです。
それ以外の車種でひとりで運転中にカープールを使っているのを警察にみつかると、ややこしいことになるのでご注意を!
■踏切では一時停止なし、スクールバスが停まったら停止
日本では踏切で一時停止をしますよね。アメリカではこれが必要ありません。車社会で線路が少ないことや、貨物列車が多いためだと思われます。日本とちがって一時停止が必要なのは、スクールバスが停まったときです。
■追い越しでは1.5mの幅をあけて迂回
道幅が広いからこそできる技ですが、追い越すときには先行車との幅を1.5mあける必要があります。
■道を譲る規定がある
自分の車の一時停車中に後続車が5台連なってしまったら、道を譲るという規定があります。日本だと法律では決まっていませんが、車が追い越せるように停止したほうがトラブルになりにくいかもしれません。
車が生活に欠かせない地域がほとんどのアメリカでは、レンタカー会社もたくさん。詳しくせつめいしてくれるところや緊急時の対応が早いところを選んで、楽しい旅を!
(さとう敬子)