2012年販売台数ランキングTOP10予想。ハイブリッドが半分以上に?

軽自動車(届出車)を除いた小型・普通自動車(登録車)の販売データ、月間ランキングではプリウスからアクアへ首位がシフトしたのが2012年後半のニュースでした。一足早く、その年間ランキングを大予想してみましょう。

●予想ランキング
1位:トヨタ・プリウス
2位:トヨタ・アクア
3位:ホンダ・フィット
4位:トヨタ・ヴィッツ
4位:ホンダ・フリード
6位:日産 セレナ
7位:トヨタ・カローラ
8位:日産 ノート
9位:ホンダ・ステップワゴン
10位:トヨタ・ヴェルファイア
10位:マツダ・デミオ

以上、全11台が予想されるトップ10。一部、同順位が存在していますが、ここはかなりの僅差が予想されるということです。 

それにしても、1位のプリウス、2位のアクアは圧倒的です。海外ではプリウスcの名前で売られるアクアですが、もし国内でもその名前を使っていたとしたら、プリウスという車名だけで年間60万台に迫る勢い。トップ10の合計販売数のうち約4割が、この2台となっています。

さらに驚くのはハイブリッド比率が高くなっていること。プリウス、アクアは言うに及ばず、ハイブリッドのグレードを用意しているクルマは、フィット、フリード、セレナ、ヴェルファイアと全部で6車種。まさにトップ10の半分以上をハイブリッドカーが占めている……というと誤解を招きますが、ハイブリッドのグレードを用意していることが当たり前になりつつあるといえそう。

また2012年にフルモデルチェンジしたノートが健闘しているのも2012年の特徴といえそうですが、同じく日産では、セレナが「3列シートのミニバン・ナンバーワン」の座をフリードに奪われそうで、この争いは最後まで目が離せないといえそうです。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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