FacebookやMixiといったSNSで、日常的に写真をアップする人が急増しました。仕事上でしかつきあいのなかった人とつながることで、普段の様子からは想像できないような私生活に驚いた経験のある方も多いのでは?
憧れていたあの人に「あぁ、そっちの人だったのか……。」とがっかりしたり、第一印象は悪かったあの人とは交流を通じて人柄に惹かれたといった良い話も。
SNSで評価を下げないために、愛車家がやってしまいがちなミスをご紹介します。
■イラっとポイントを見極めて
載せる写真にまで気を遣うのは、日本独特な暗黙のルールかもしれません。他人を思いやる気持ちが社会に根付いている素敵な日本文化だからこそできたもの?
自慢話なのか、苦労話なのかを見極めるのが難しい日本語。例えば「息子が医学部に入りましてね〜、いやぁ、学費が高くて大変ですよ、ある意味親不孝でしょう〜」明らかに出来の良い息子を自慢してるかと思いきや、高い学費を払わせる親不孝息子といったニュアンスを混ぜるのが謙遜を美徳とする日本語の妙。
同席して話していても、態度やニュアンスで受け取られ方が変わります。SNSでは読む人によって与える印象が違うことを意識して投稿しましょう。
■「自己アピールの強さ」と「うっかり」に注意
(1)こんな俺ってどうよ?
納車されたばかりの車が嬉しくて載せるのは好意的に受け取られるようですが、毎回同じ愛車を違った角度から撮り、ひとりでドライブした海辺のショットに、感傷的なポエムを寄せて投稿。どんな反応をしていいかわからずスルーされてしまうことが多いタイプです。
愛車と風景に合わせたコーディネートを披露したり、一般人なのに芸能人の真似をするようなことは”痛い”と評価されるよう。自慢? 陶酔? それに付き合わせるのは勘弁してという意見が多数。
(2)体調を崩したはずなのにドライブ写真
ダブルブッキングなら正直にそう伝えるのが得策。具合が悪いことを装っておきながら、別な友達とドライブにでかけたのをうっかりタグ付けされてしまったなど、自分で投稿していないために起きるうっかりミス。こういったトラブルが急増中です。
(3)社内の人間関係で一波乱
派閥がある中で仲の良い上司とのドライブ写真をうっかり投稿。誘っていない社内の人がいるのに楽しそうな部署飲み会写真を投稿など、本来なら見えない力関係が浮き彫りになるというのもSNSならでは。誰とでも分け隔てなくお付き合いできるのが最善ですが。
いかがでしたか? 一風変わった愛車の投稿は、話の合う人同士が集まった特定のSNSや掲示板を見つけて楽しむのが得策かもしれません。知らなかった情報を交換できたり、良さがわかる人の意見が聞けるほうが嬉しいですよね。SNSの中に日本社会独特のルールを発見した夜でした。
(さとう敬子)