連載最終回はチューンナップの仕上げともいえるペインティングです。前回の連載「必勝チューンナップでライバルに差をつけよう!」では、「速く」&「乗りやすい」クルマの仕上げ方をご紹介しましたが、今回はストリートで差がつく「グラフィック」の基礎知識についてご紹介します。ガレージにあるお気に入りの1台で自分に最もマッチしたマシンを作り上げてみましょう。どうせForza Horizon Festivalに参加するならド派手なペインティングで!お祭なのですから目立つ事が大切ですからね。
今回のサンプルカーは日本が誇るピュアスポーツカー「Honda S2000」。あらかじめチューンナップは完了済。エアロパーツはホンダファンに大人気の「J’s Racing」を装着してみました。
最初にベースとなるのカラーリングを決めていきましょう。ボディ全体を「丸ペン」するか、パネルごとに塗り分けるか選択することができます。ボンネットだけを別色で塗り分けるとレーシーな雰囲気がでますね。さてカラーリングは「標準」「メタリック」「マット(つや消し)」の3種類が用意されています。美しさを求めるならメタリック、レーシーな雰囲気を出すならマットがいいでしょう。
ベースのカラーはバイナル・デカールとの兼ね合いもありますのでマッチングバランスを考えながらチョイスしていきましょう。
パレットで用意されたカラーに「これ!」という色がなくてもご安心を!「カラー調整」で自分オリジナルのカラーリングを生み出すこともできます。「色相・鮮やかさ・明るさ」をスライドバーで調整しながらイベージ通りの色を作ってみてください。
バイナルは自分が思い描いたイメージに合わせてクルマに様々な模様を描いていくモードです。ここがセンスの見せ所かもしれません。絵心に自信のない方は実際のレーシングマシンやバイナルグラフィックで有名な「Art Factory」などの実車のデザインを参考にしながら描いてみるといいかもしれません。デザインのコツは動的なイメージをどのように表現するかです。止まっていても「まるで走っているかのような」バイナルを目指しましょう。さて、抽象的な形から英数字まで用意されている各バイナルは「レイヤー」という階層でをパーツごとに振られています。この順番を変えていくことでパーツの階層の上下を変更していくことができます。バイナルも位置だけではなく、大きさ・角度の調整が可能なのでバランスを考えながらベストの配置を考えます。
さてこのサンプルのS2000はくぇて「夏」をイメージした青と緑を!
バイナルの中の1つでチューニングカー・レースカーを彩る主役的存在のデカールです。これでもか!というぐらい貼るのもよし、アクセントのようにポイントに貼るのもよし!
デカールもあらかじめいくつか用意されていますが、ここで大事なのはブランドやメーカーの関係性を考慮して貼ること。くれぐれもホンダ系のクルマにマツダ系のチューナーのデカールを取り入れちゃったりしないように!
「マストなデカールがない!」というのは作り込みをしていくと必ず当たる壁。それを解決する手段の1つが「バイナル・グループ」です。
ないなら自分で作ってしまおう!というものです。このバイナルグループはとことん作り込みができるのですが、かなり上級者向けのツールです。制作には1000レイヤーという制限内で組み合わせなければならないのでセンスとテクを要求されます。。時間をかけて自分オリジナルのデカールを作るのもForza Horizonの楽しみですのでぜひ挑戦してみてください!
「あのデカールが今すぐ欲しい…! 」&、「あの有名デモカー仕様にしたい!」「往年のレーシング仕様に!」をお望みの方はマーケットプレイス内で他プレイヤーが制作したバイナルグループ作品が公開されています。有料の場合もありますが、それに見合った満足感がある作品がたくさんあるのでこちらも試してみてはいかがでしょう。また前作Forza Motorsport4のバイナルグループも使用することも可能。こちらもお持ちの方はForza4のマーケットプレイスでゲットすることもできます。
デカールではなく、全体のコーディネート済のグラフィックを「吊るし」ダウンロードすることも可能です。この場合はコーディネート後の色の変更、バイナル・デカールの追加が出来ないので注意が必要です。
では今回はバイナルグループで制作されたデカールで仕上げましょう!
バイナルと同じように位置・サイズ・角度を決めて貼っていきます。バイナルグループは先ほども説明したように複数のレイヤーで制作されているのでレイヤー数の上限を考えながら決めて行きましょう。
便利な機能として反対側に同じバイナルをコピーする機能がありますが、マーケットプレイスなどでダウンロードしたバイナルグループはロックがかかっているので位置とサイズをメモして左右を合わせていきましょう。
完成したデザインはマーケットプレイスに公開することができ、人気作で出れば開発元のPlaygroudのオススメとして紹介されたり有料配信の場合はクレジットを稼ぐことができます。
さて、すべてがかんせいしたらいざドライブ。フォトモードでお気に入りのスポットで写真を撮りまくりましょう。そしてマルチプレイでライバルに差をつけましょう!
いかがでしたか?腕の見せ所であるペインティングはテクニックだけでなくセンスやクルマに対する知識など幅広いスキルが要求されるじつに奥深い機能ですよね。遊び方は人それぞれなのでいろいろチャレンジしてみて「職人」の道を究めるのもおもしろいかもしれません。
(栗原 淳)
・Forza Horizon公式サイト
http://forzamotorsport.net/en-us/FH/Default.aspx
・Xbox.com Forza Horizon公式サイト
http://marketplace.xbox.com/ja-JP/Product/Forza-Horizon/66acd000-77fe-1000-9115-d8024d5309c9
・Clicccar.com Forza Horizon特集ページ
https://clicccar.com/forzahorizon/