ブリヂストンが11月7日に2012年1-9月連結決算を発表しました。
それによると、売上高は2兆2263億円(-0.4%)と前年比で微減だったものの、営業利益が2042.7億円(+42.5%)、経常利益が1967.8億円(+51.5%)、純利益が1158.7億円(+41.4%)とそれぞれ大幅増となっています。
減収増益となっている理由は同社が発表した所在地別の業績推移を見ると、以下のように、債務危機の影響で落ち込む欧州での販売減を日本や米州などの好調な地域でカバーしているからで、営業利益率で見ても各地域で7%以上を叩き出すなどの健闘ぶりが伺えます。
所在地 売上高 営業利益 営業利益率
日本 8734億円(±0) 995億円(+173%) 11.4%(+7.2%)
米州 9969億円(+3.0%) 751億円(+44%) 7.5%(+2.1%)
欧州 2623億円(-17%) 22億円(-82%) 0.8%(-3.0%)
アジア他 5222億円 (-1.0%) 422億円(+3.0%) 8.1%(+0.3%)
※( )内数値は前年同期比
また、大幅増益の背景には昨今の原材料安も大きく寄与してるものと思われます。
このように円高が続く中でも業績好調なブリヂストンですが、それは「最高の品質で社会に貢献」を企業理念とし、同社が最終目標とする「タイヤ会社・ゴム会社として名実共に世界一の地位の確立を目指す」姿勢が低燃費タイヤ技術などを通して世界に受け入れられているからなのかもしれません。
おりしも11月8日22:00よりテレビ東京系列の番組で同社の特集が放映されるようなので、興味の有る方はご覧ください。
■カンブリア宮殿(テレビ東京) 11月8日 22:00 ~ 22:54 放映予定
タイヤ世界一!勝ち続ける純国産”巨大メーカー
世界No.1 ブリヂストン強さの秘密!主婦から感謝される意外な商品噂の低燃費タイヤ実力
http://www.tv-tokyo.co.jp/program/detail/18189_201211082200.html
■㈱ブリヂストン公式HP
http://www.bridgestone.co.jp/