リチウムイオン電池になった新型ホンダCR-Zは誰でもパワーアップを体感できる!

マイナーチェンジですが、カタログでも「第二世代」を謳うホンダCR-Zに乗ってきました。
最大の変更点は、旧三洋電機のニッケル水素電池からブルーエナジー製のリチウムイオン電池に変わったこと。従来よりも約1.5倍の電圧により、6MTは12ps/16Nmアップ、CVTは12ps/5Nmの向上を果たしています。

エクステリアでは16灯のLEDヘッドライトが大きな変更点です

出力の向上は、走り出しから十分に感じられます。パーシャル域からの加速も高速の伸びも明らかにひと味違います。全域に渡って少しずつですが、確実にパワーアップしていて従来よりもスポーツカーらしい加速を味わえるのがうれしいところ。

「PLUS SPORTシステム」は30km/h以上で、バッテリーの残量が4セグメント以上で使えます。6MTは2速〜6速で作動

ターボブーストボタンのような「PLUS SPORTシステム」は、このパワーアップをどんな人でも(アクセルを踏み込まない人でも)分かりやすく伝えるための、名刺代わりのような存在だそうです。

 

バッテリーの残量はメーターのインジケーターで確認できます

研究所内でも「そんなのギミックじゃないか」という声もあったそうですが、サーキット走行だけではなく、急な上り坂や高速道路への合流などで確かに重宝します。バッテリー残量など作動条件がありますが、ここで加速一発! という際は威力抜群です。
(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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