クーペとSUVを融合したジャンルのモデルとして2009年7月にデビューした日産スカイライン・クロスオーバーがマイナーチェンジ。従来セットオプションで設定していた先進安全機能を「370GT Type P」「370GT FOUR Type P」に標準装備しました。
今回、上級グレードに標準装備されるようになった先進安全装備は以下の通り。
インテリジェントクルーズコントロール(全車速追従機能付)
LDP(レーンデパーチャープリベンション: 車線逸脱防止支援システム)
LDW(レーンデパーチャーワーニング: 車線逸脱警報)
FCW(フォワードコリジョンワーニング: 前方車両接近警報)
前席緊急ブレーキ感応型プリクラッシュシートベルト(コンフォート機能付)
インテリジェントブレーキアシスト
もともとLDPの採用は日本初、FCWは日産初採用と、安全装備に注力していた印象のあるスカイライン・クロスオーバーですが、さらに追突事故での被害を軽減できるインテリジェントブレーキアシストなどと合わせて標準装備とすることで、より「はみださない、ぶつかりづらいクルマ」 へと進化したといえます。
なおパワートレインは3.7リッターVQ37VHRエンジンと7速ATを組み合わせたもので従来通り、2WD(FR)と4WDという駆動方式のラインナップも変わりません。
メーカー希望小売価格は、ベーシックな370GTが420万円、4WDの370GT FOURが447.3万円。先進安全装備のつく370GT Type Pが489.3万円、370GT FOUR Type Pが516.6万円。およそ先進安全装備で69.3万円プラスという見方のできる設定となっています。
(山本晋也)