国際福祉機器展2012では、体が不自由な方でも自分で運転して気軽にクルマで出かけたい、そんな想いを叶えてくれる自操式運転装置の数々が展示されていました。
自操式運転補助装置のパイオニアである、フジオートのブースでは、BRZに装着、展示されていた手動運転装置の他、足だけで運転する事が可能なJステアリングシステムや、片手のみでアクセル、ブレーキ、ステアリング操作が可能なJドライブシステムの等、あらゆる体の部分をフォローしてくれる補助運転装置の展示があり、それぞれの装置がより多くのクルマに対応している事に驚きました。
足だけで操作の出来るJステアリングシステムは両手が不自由な方向けの装置で、展示車両に装着されていた物は左足でステアリング操作が出来る装置で、足を左右に傾ける事により装置に連動しているステアリングを操作する事が可能になっています。
片手のみで全ての運転操作可能なJドライブシステムは右側に設置されたジョイスティックにより、ステアリング、アクセル、ブレーキと言った運転装置を操作する事が可能です。
運転補助装置は基本形となる装置にユーザーのニーズに合わせ、スイッチ類の追加やグリップの形状だけでなく、あらゆる車種への対応と、殆どオーダーメイド品になると言われていますが、極力多くの車種に対応させるフジオートの取り組みには、体の不自由な方でも好きなクルマで好きな所へ行きたいと言うニーズに忠実に応えている素晴らしいこだわりだと感じました。
(井元 貴幸)
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