2012年9月27日に開幕するパリモーターショーにおいて、シトロエンが、お洒落系コンパクト「DS3」のカブリオレ・バージョンを公開することを発表しました。
いかにもスタイリング重視のDS3のスペシャルモデルらしく、3D LEDテールライトも個性をアピールしていますが、やはりDSモノグラムの入ったトップを開いた姿が、このクルマの個性を雄弁に語っています。
カブリオレといってもフルオープンボディというわけではなく、サイドパネルが残るタイプ。ルーフはキャンバスタイプで、キャンバス地はブラック、ブルー、そしてDSモノグラムの3色が用意されるということです。
写真でも確認できるように、クローズドからルーフ部分がオープンした状態、リヤまで開けた状態と3モードが楽しめるとのこと。
こうしたルーフの開閉操作は120km/h以下であれば可能といいますから、景色や環境に合わせて思いのままにオープン・クローズドを行き来したドライブが楽しめるということです。ちなみに、クローズドにするのにかかる時間は16秒といいます。
キャンバストップとなっているものの、ベースとなったハッチバックに対する重量増はわずか25kg、ハンドリングや燃費への悪影響は最小限に抑えられています。さらに、ラゲッジスペースも245リッターと十分な容量を確保しています。
なにより、このオープンモデルとしては貴重な5人乗り仕様というのがアドバンテージ、ラゲッジ容量と合わせて実用性を損なわない、デザインコンシャスなカブリオレといえそうです。
なお、本国でのリリース予定は2013年初頭。艶かしいルーフアクションが確認できる動画も公開されています。
(山本晋也)
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