ジャガーが後輪駆動らしさを残した四駆システムを発表

ジャガーは、2013年モデルXFとXJにAWD(全輪駆動)の追加を予定していることを発表しました。

AWDモデルは、ジャガーの新しい3.0リッター340馬力V6スーパーチャージャーガソリンエンジンと組み合わされるもので、北米、ロシア、中国、ヨーロッパをはじめグローバル展開されるということです。

この”インテリジェント”なAWDシステムは、ステアリングやブレーキ、また四輪の回転速度からタイヤグリップとドライバーの操作を監視して、 前後のトルク配分をコントロールするというもの。ドライ、ウェットなど状況に応じて、最適化されたトラクションを実現するといいます。

組み合わされるトランスミッションは、8速オートマチック·トランスミッション。ミッションからトランスファーを介してフロントに駆動を分配しています。

さらに、スタート/ストップ技術を搭載しているということ。 いかにも、いまどきのラグジュアリーカーに相応しいAWDシステムといえそうです。

なお、ジャガーらしいFRテイストを大事にした味付けということですが、基本的にはドライ路面でもわずかにフロントタイヤに駆動をかけているそう。またウェット路面では前後50:50の駆動配分になるということです。 

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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