スバル製ボクサーエンジン販売数はデッドヒート!

トヨタとスバルのコラボレーションにより生まれた2+2クーペ「トヨタ86」。その人気は凄まじく、2012年8月1日段階の納期目処が11月以降の工場出荷となっているほど。当然、国内向けの割当については、フル生産状態と考えられます。

 

そんな86に負けじと(?)、2012年5月にフルモデルチェンジしたレガシィも販売好調。ますます人気を高めているインプレッサも含めて三つ巴の争いが展開されています。

それが、なにかといえばボクサーエンジン車としての国内販売ランキング。86が販売開始されてから=4月からの数字を並べてみると、とくに6月の接近ぶりには驚かされます。

2012年4月
トヨタ86:2,760台
スバル・インプレッサ:1,780台

2012年5月
トヨタ86:2,432台
スバル・レガシィ:2,207台

2012年6月
スバル・インプレッサ:3,094台
トヨタ86:3,088台
スバル・レガシィ:3,039台

2012年7月
スバル・インプレッサ:5,094台
スバル・レガシィ:2,931台
トヨタ86:2,908台

日本自動車販売協会連合会 発表データより。記載なしは30位ランク外。

この先、エクシーガやフォレスターなど、ほかのボクサーエンジン車がこの争いに割って入ってくるのか。ボクサーエンジンファンには興味深い、同門対決ではないでしょうか?

(山本晋也) 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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