ポルテ/スペイドを買うなら1.5Lアイドリングストップ装着車でキマリ!

ポルテとスペイドには、「1NR-FE」の1.3Lと改良された「1NZ-FE」の1.5Lがあります。

1.5Lは圧縮比を上げて、バルブタイミングの最適化やポンピングロスの低減などの燃費改善策を行い、燃費を向上させています。

ハイト系のポルテですが、1690mm(2WD)の全高にしたのは室内で子どもが立てる高さを確保するためです。全高は先代よりも少し低くなっていますが、室内高はアップしています

燃費の順で整理すると、

1位:1.5Lアイドリングストップ装着車(2WD)20.6km/L
2位:1.3Lアイドリングストップ装着車(1.3Lは2WDのみ) 19.6km/L
3位:1.5Lアイドリングストップなし(2WD)19.0km/L
4位:1.3Lアイドリングストップなし(1.3Lは2WDのみ)18.4km/L

となります。

1.5Lのアイドリングストップ装着車を選ぶ理由は燃費だけではありません。アイドリングストップ機能は1.3Lの「X」をのぞき、メーカーオプション設定で価格は5万4,600円。実燃費が良好でもなかなか元は取れそうにないですが、1.5Lのアイドリングストップ装着車は「平成27年度 燃費基準+10%達成車」なので、取得税と重量税の75%軽減を受けられます。

そして何より無駄なアイドリングをしていないというのは気持ちがよく、信号待ちで訪れる静かさもまた魅力でもあります。送風に切り替わるので真夏は多少暑いですが。

アイドリングストップは不要なときにスイッチで解除できます。エンジンの始動性は良好で、真夏でしたので長い信号待ちではエンジンが始動することもありました

1.3Lと1.5Lでは「X」の場合、1.3Lの方が4万円安価ですが、実際の走りでは1.5Lの方がパワフルなのはもちろん、静粛性に関しても車格が違う!と感じるほど1.5Lの方が断然静かです。

なお、1.5Lの「G」には高遮音性のウインドウシールドガラスやサイレンサーの2層吸遮音層などにより、「Y」と「F」よりも静かになっているとのことですが、1.3Lと1.5Lほどの差は感じられませんでしたので、コストパフォーマンスを考えるとセパレートシートの「F」、ベンチシートの「Y」から選択するのがベストだと思います。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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