プリウスへの刺客か?スーパーGT300クラスのハイブリッド MUGEN CR-Z GTを接写【CR-Z GT300】

7月14日に東京のホンダ本社の1F“ウェルカムプラザ青山”で行われた無限CR-Z GTのスーパーGT GT300クラスへの参戦発表会

そのお披露目されたスーパーGT 300クラス MUGEN CR-Z GTを早速接写してきました。

真横から見ると、タイヤが以上に大きく見えます。しかし、これはタイヤが大きいのではなくCR-Zがコンパクトなのです。

もう少し横のアングルから見ると、もっとはっきりしますね。ホイールベースがかなり短いのがよくわかります。

やはり全長がかなり短いのでリアのウイングベースやデュフューザーは大きく後ろに張り出します。この手法はスバルBRZにも見受けられますが、CR-Zの方がより大きく見えるのはやはり短い全長のせいでしょうか。

特に発表はされていませんが、リヤミッドシップに変更されてリアタイヤを駆動するようです。その証としてハイブリッド用のモーターはリヤに取り付けられています。(写真の赤丸部分)ホンダ独自のハイブリッド、IMA方式かどうかまでは判別できませんが。

今回の発表展示では内部構造にかかわる部分はおおむね隠されていました。

フロントのエアベントもアルミ板でフタがしてあります。

筆者的に大注目なのがタイヤ。ここ最近のGT300クラスではARTAガライヤしか採用例のないブリヂストンを履かせています。ここもレースに大きく影響してくるだけにポテンシャルが気になるところ。

GT300クラスでのハイブリッドの強さはすでにプリウスで実証済み。そして、このホイールベースの短さ。ディメンションやシステムを総合的に考えると8月の鈴鹿1000kmではかなり期待できそうな感じです。

昨年までの鈴鹿戦ではスバルが圧倒的な強さを見せているので、もしかすると一騎打ちの大バトルも期待しちゃえる?

そんなMUGEN CR-Z GTは予定通りであれば菅生戦からの投入です。決勝日には撮りおろしのCR-Z走行写真をお目にかけられるように、頑張って撮影しちゃいます。

(北森涼介)

 

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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