AE86型のスプリンタートレノ、カローラレビンの愛称「ハチロク」を冠した、トヨタ・86が発売されたり、三菱・ミラージュや、日産・シーマの名前が復活しておりますが、それ以外にも過去に販売された車両の名前を再び復活させたモデルをご紹介いたします。
まずはスバル・R2(2003~2010年)。
2003年に発売された「スバル・R1」の兄弟車として発表されたR2ですが、元をたどると1969年に「スバル・360」の後継車種として登場したR-2に行きつきます。ちなみにR1も360と同じく「てんとう虫」の愛称で販売されていたので、ここも「復活」と言えるかもしれませんね。
続いては日産・クリッパー(2003年~)
現在は「三菱・ミニキャブ」のOEMとして販売されているクリッパーシリーズですが、この名前も過去に使われた名前だったのです。1958年、日産自動車と合併する前のプリンス自動車工業が発売したトラックにつけられたのが始まりで、1966年に日産自動車と合併後も1981年生産終了の3代目までその名前が使われていました。
最後はちょっと変化球になりますが、ホンダ・フィット(2001年~)
今やホンダの屋台骨ともいえる大ヒットコンパクトカーのフィットの名前は元々1986年にデビューした2代目「シティ」の1グレード名にあったものでした。また2011年に追加されたワゴンモデルの「フィットシャトル」も1983~1996年まで生産された「シビックシャトル」から15年ぶりに復活したものです。
一時期、歴史ある名前が次々に消えてしまいなんともさみしい気持ちになったものですが、時を経て再び復活することもあると思うとそれもまた楽しみに思えてきてしまうから不思議ですよね。
さて、次はどんな名前が甦るのでしょうか?
(小鮒 康一)